なさけない話

仕事は途中やりのまま研究室に置いてきた。

家のドアを空けるとすぐ、浴室に向かって蛇口をひねり、お湯を溜めた。
それからコンビニで買ってきたミックスナッツを噛みながらこたつに入り、パソコンを眺めた。
お湯は浴槽いっぱいになってあふれているが、ミックスナッツが3分の1くらい残っていたし、止めに行くのも面倒でそのまま流してある。
昨日食べすぎて体重が増えていたので、ミックスナッツも半分にしておくつもりだったけど、惰性で全部食べきってしまった。

中途半端な仕事、あふれる湯、食べすぎたナッツ。
大事なことは足りなくて、いらないものは余分にとりすぎるんだよなぁ

「人体 失敗の進化史」遠藤秀紀

kindle unlimitedで読み放題対象だったので読みました。

人体 失敗の進化史 (光文社新書)

人体 失敗の進化史 (光文社新書)


鳥の翼(この本ではフライドチキンを参照しながら読むように推薦されている)、四肢(手足)をはじめ、へその緒やら利き手まで、不思議な生物の構造についてどのような機能のために(Why)、どんな構造から進化してきたのか(How)というのを解説した本です。
この本で繰り返されるのは、動物の構造の「美しさ」と「間に合わせ感」。動物の構造は、ある機能のためにびっくりするくらいの変貌を遂げる。顎の骨が耳小骨になったり。卵黄に繋がってたチューブが、子宮に繋がっちゃったり。でも、その一方でびっくりするくらい行き当たりばったりだ。「あるものを活用する」といえば聞こえがいいが、ないものを作り出すということは進化の起きる時間スケールでも難しいのだろう。

この二面性が人体の魅力だと思う。
生物おもしろすぎる。

「H」立花ハジメ

あけましておめでとうございます。新年初ポチりはこのアルバムでした。

H

H

お名前がハジメさんということで、新年の始まりにとっても縁起がよいと思って、買いました。
ではなく。
参加アーティストに「細野晴臣」「鈴木さえ子」の名前を見つけたからです。。
細野晴臣は言わずもがな。新しい曲を貼ります。
細野晴臣の名前は若い世代にとっても常識の1つだと思っていました。ところが、「好きな音楽は?」と聞かれて「細野晴臣とかです」というと、眼前に待ち受けるのは大体が無の表情。いたたまれない瞬間。】
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鈴木さえ子は私にとってはロールモデル的存在です。憧れ。センスの塊。
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メインのプロデュースは高橋幸宏ですよ。教授もいるので、YMO全員参加です。
そして立花ハジメは何を担当するかというと、、、「アルプス1号」と呼ぶ自作吹奏楽器。

このアルバム、濃い…。まだしっかり聞けてないので、感想はのちほどかな。
だれがどの音なのか、レコーディングに思いを馳せながら聴きたいなあ。

「行動経済学まんが ヘンテコノミクス」

塾の講師をしています。アルバイトですが、さすがに何年もやっていると、「この単元はこう教える」みたいなことは条件反射的にできるようになってくる。ただ、「生徒を退屈させないこと」「やる気を持続させること」が難しい。

教育論なんてほとんど読んだことないけれど、おそらく大体が一般論ですよね。”生徒”を1つに概念化して、そのふんわりとした存在にとって一番となるような学習内容や学習形態を考えているイメージです(違うかったら、教えてください)(違うかったら、っていうの口癖なんですが、口ではなめらかな言葉だけど文字にするとアホみたいですね)。

おそらくこういう一般論のベクトルに反抗して、生徒を類型化してタイプ別に教育方針を考える教育論もありそうです。ちょっと気になる。

ー前置きが長くなりました。とりあえず、教えていて思うのは人によって個性があるのはもちろん、その人にも気分の浮き沈み・体調の良し悪しが毎日あって、その僅かな変化に対応せずに、この生徒はこう教える!なんて決めつけちゃいけない。


行動経済学まんが ヘンテコノミクス

行動経済学まんが ヘンテコノミクス


そんな中で、なんとなくタイトル買いしたのが「ヘンテコノミクス」。
こういう、学問の内容をイラストやマンガで紹介するのが大好きなんです。シンプルじゃないとわかんないので。

行動経済学に存在する概念をストーリー仕立てのマンガで紹介する書籍です。

好きなのは「ホームベーカリー」のはなし
自分の中で買い物をするかどうか決定する「購買ライン」があるとして、主婦とか女性にとって「ホームベーカリー」ってそのラインぎりぎりに居続ける存在なんですよね。
これって、ほんとに無くても問題ない。でも女子はパンが大好き。自分でもパンをこねこねして、焼き立てのパンの香りを自宅で堪能したいわけです。
ホームベーカリーを買う人は、モノホンのパン偏愛者か、酔っ払ってAmazonで散財するタイプの人くらいなんじゃないかな(最近はAmazonで注文すると翌日の寝てる間に発送が始まったりしちゃうので、酔が冷めてから我に返ってキャンセルできないんですよね…)。

じゃあ、ホームベーカリーを売るにはどうするか。ずばり、「上位機種をつくる」んです。上位機種を作ることによって、「買うか、買わないか」じゃなくて「どっちを買うか」という問題にすり替わる。

最近ブームの兆しを見せているもの、って全部そうなきがする。スマートウォッチ、AIスピーカー。どちらも、正直いらん!Apple watchだけのとき、GoogleHomeだけが噂されていたときには、そういう話題にセンシティブな人だけのものだった感触がありました。それが、今やスマートウォッチは選択肢が無限にあるし、日経トレンディとかでGoogle HomeAmazon Echoを比較する記事もあるそうな。

選ぶのって、すっごい楽しいんだよね。私にとっては一番のポイントはデザインだから決めるのはすぐだけど、スペックとかを気にする人は細かい数字を見比べながら頭をひねる。当初はいらなかったものなのに、選んでるうちにどんどん沼にハマっていくのね。

塾の話に戻ります。これってすごく使えるなと思ったんです。例えば、どうせ受からないからってD大(架空)を受けない生徒がいたとして、大学うんぬんじゃなくて学部を選ばせるとか。学部の話をしているうちに、大学を受けるのは当たり前、みたいになったり…。試していないからわかんないけど、こういうかんたんなトリックに人は騙されてしまうと思うんです。

経済理論を実生活に応用するのは難しいけど、すこし知ってるだけでも世の中を見る目が変わりますよ。ぜひ。

「パンの漫画」堀道広

細野晴臣の「映画を聴きましょう」(読んでないけど)のカバーに絵を書いた人、として知った堀道広さん。

 

 

パンの漫画

パンの漫画

 

 

この「パンの漫画」は、アマゾンにおすすめされて即買いした。ほんとに秒だった。イカさんもびっくりの脊髄反射だった。

 

私にはパンが大好きなときがある。とくに食べたくない時期もあるが、「パン好き期」(口して読んでみるとバカみたいな語感)には、狂ったようにパン屋を周り、寝る前には食べログで明日はどのパン屋に行こうかと考えを巡らせる。

 

ちなみに好きなパンはチャバッタだ。カリッとしてるのにやわいのがいい。あとマイナーなのか王道なのか微妙な立ち位置にいるのもよい。

 

さて、この長細い本には1ページずつ4コママンガが書かれているのだが、複数回登場しているキャラクターがいる。

その中でも愛すべきなのが「警部」。レトロタイプにぴったり当てはまる、シブイサングラスをしたダンディズム。そんな彼がパンの食べ過ぎで健康診断の数値に異常が出て、医師にパンを止められて(はやく体調を整えてパンを食べるぞ!)って決心するところとか超可愛いです。

 

こういうのが世界を平和にするのね。小麦粉とバターばんざい。

 

復活

これは本当に自分の書いた文章なの?

 

一年以上前に書いた文章が、自分の手を離れてネットの海を漂ってる。しかも、ほとんど誰にも見られずに…

 

自分の思ったこと、大切に感じたことは記録しておかないと、毎日積み重なる山の中に埋もれてる。

 

本当に大事なことは、心の中に残る。残らないということは、エッセンシャルじゃないってことだ。

なんて人もいるが、そういうことじゃない。自分が覚えておきたいか、覚えておきたくないかなので。

 

試しにブログを再開しようと思う。なぜなら、本の感想とかを残しておきたいから。

プライベートなものにしておくと、文章がめちゃくちゃなまま放っておくだろうし、やはり公開することが大事なのだと思う。

 

ただ、張り切り過ぎるとスタミナ切れしちゃうので、簡潔に、簡潔に…。

 

 

 

創作意欲のトリガーはいつも”怒り”

お風呂で本を読んだ。養老孟司さんの著作だ。それに太平洋戦争での日本についての養老さんの意見が書かれていた。すごくもっともだと思った。

怒りがこみ上げた。「戦争について反省すべきだ」という現代日本社会の言論に対しての怒りだ。経験していないのに、何が反省しろだ。だから戦時中を描いたドラマなんかは大嫌いだ。

こういうことを怒りに任せて、キーボードを叩き続けた。一通り書いた後、この経験、何度目だろうと思った。何かに怒って、パソコンに向かって発散。
なるほど、怒りって創作意欲を無限に書き立てるんだ。怒りに任せて芸術家が創作することはよく見聞きするが、何にもない私でも同じことが起こるんだと、実感を伴った瞬間だった。