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ほんのちょっとブログ

教養を身につけたい。そのためにメモメモ…。

知らないとさすがに、な「原子力発電所」

知らないとまずいからまとめたの

原発に関連するニュースを朝日キーワード2016,2017からまとめてみた。

2018年度版が発売され次第更新予定。 

朝日キーワード2017

朝日キーワード2017

 
朝日キーワード2016

朝日キーワード2016

 

 

原発関連で話題になるのは、おおまかに分けて以下3つのトピックのようです。

 

  1. 福島第一原発の除染・廃炉
  2. 原発事故被害者への損害賠償問題
  3. 原発再稼働

 

 

 

1.福島第一原発の除染・廃炉

福島第一原発にて事故が起きたのは2011年3月11日。それから5年以上経つが、まだまだ福島原発周辺は汚染が残ったままで、キケンらしい。

具体的には汚染された土と水、そして原発自体をクリーンにすることが必要。

 

汚染土

放射能を浴びた「汚染土」は、放射能レベルが十分に下がるまで地下に貯蔵しなきゃいけない。

放射性物質汚染対処特措法」:土が含む放射能のレベルによって異なる処分方法を定めており、Maxで30年貯蔵する必要がある。

原発事故によって生み出された莫大な汚染土を処理するため、施設の増設が必要。政府は汚染土の貯蔵を受け入れてくれる自治体を探している。

福島県では大熊町双葉町候補地として定められているが、建設によって住民のふるさとを壊してしまうという懸念がある。

 

汚染水

事故現場に外部から地下水が流れ込み、放射能に汚染されてしまったものが「汚染水」らしい。

「汚染水」対策としては、汚染水から放射能を取り除く"浄化"と、新たな汚染水を作らせない"予防"。対策はこの2つをメインに施されている。

 

1.汚染水の浄化

放射性物質の種類は多岐にわたるので、それぞれにあった浄化作業が必要。

一番多いのは放射性セシウム。まず、それを除去した上で、それ以外の多数の放射性物質を除去するすごいシステム(多核種除去設備ALPS ; Advanced Liquid Processing System)で処理する。

 

つまり、放射性セシウムの除去→ALPSによる、その他様々な放射性物質62種の除去。

これでも、三重水素トリチウム)は除去されない。

 

2.汚染の予防

新しく汚染水を作らないための予防策。

凍土壁、海側遮水壁:地下水の建屋への流入を妨げる。

サブドレン計画、地下水バイパス計画:地下水が建屋に到達するまでに汲みあげる。

 

廃炉作業

事故の起こった原発をそのまま放っておくわけにはいかない。きれいさっぱり廃炉するために、核燃料を取り出したりしなきゃいけない。

もちろん人体には有害な作業が伴う。被曝を避けるための手法が幾つかある。

  1. 冠水工法:文字通り水の中で作業。水中だと放射線の影響は軽減されるよう。
  2. 気中工法:空気中での作業。放射線を浴びないための工夫が必要。
  3. 宇宙線「ミュー粒子」の利用:X線を使ったレントゲンみたいなもの。燃料の位置を特定する。

 

2.原発事故被害者への損害賠償問題

政府が設立した原子力損害賠償紛争解決センター(ADR Alternative Dispute Resolution)」

東電原発事故被害者の和解・賠償を仲介する。

裁判を伴わないため、手続きが簡便である。一方で、決定に強制力がない

そのため、東電が和解を拒むケースもある。東電としては、和解を受け入れることで同様なケースに対して繰り返し対処をするというリスクを避けられる。

和解を拒まれた場合、裁判に発展する場合もある。

 

3.原発再稼働

かつて日本では原発事故は起きないという「安全神話」が存在した。

そのため安全管理は電力会社に任されていたが、今回の原発事故に伴って「新規制基準」が規定された。事故後全ての原発が稼働を中止したが、この基準を満たしたもののみ再稼働が可能になる。

 

新規制基準への到達度は「原子力規制委員会」によって評価され、再稼働が認可される。

 

再稼働1号は、九州電力川内原発

川内原発は周辺にカルデラ(巨大な噴火の形跡)があることから火山噴火のリスクが問題とされていたが、九電は巨大噴火の起こる可能性の小ささを強調した。

他にも関西電力高浜原発四国電力伊方原発などが再稼働している。

これらは原発事故の起こった福島原発とは異なるタイプ(=加圧水型経炉(PWR))の原発

 

<問題点>

  • 新規制基準には住民避難などついての基準は定められていないため、自治体がそれぞれ定める必要がある。
  • 最終処分場をどこに設けるか?使用済み燃料プールの処分場を受け入れる自治体を国が定める
  • 使用済みの燃料をどう処分するか?→核燃料サイクル:使用済み燃料の最初りによって処分する燃料を減らす。プルトニウムを再び燃料にするなど。

放射線量の単位

シーベルト:人体への影響の目安

放射線には幾つか種類があるが(α線β線γ線など)それぞれ人体の影響が異なるので、それらを統一した尺度として設けられた。

ベクレル:1ベクレル=原子核1個崩壊/1秒

つまり科学的な文脈ではベクレル、人体への影響を記述するとき使われるのがシーベルト